topics

トピックス

ブログ

意外と知られていない旧車リンカートマニホールド用キャブ・アダプターの紹介です。

現在、カタログに掲載されているだけでも270アイテム以上、その他の新規に増えたものを数えてみても300点ほどのオリジナルパーツをラインナップする当社サンダンスですが、その中には皆様に意外と知られているようで知られていないパーツが存在します。

このブログを担当している筆者も知らなかったのですが、上に紹介するパーツがまさにその典型で、これが何かを説明するとリンカートキャブのマニホールド用アダプター。パンヘッド最終の’65年式やアーリーショベルの初期型となる’66年などでハーレーはこのキャブを純正採用していたのですが、当社サンダンスのアダプターは、そのマニホールドのままで後の純正品であるケーヒンバタフライやS&SスーパーBおよびスーパーE&Gのショーティーキャブなどが旧車に装着可能となります。

リンカートのT型マニホールドといえば必然的(当たり前のハナシですが)リンカートキャブに適合するものゆえ、旧車に好みのキャブを取り付けようと思い立ったとしても通常はマニホールドごとの交換が必要になるのですが、当社の“リンカートマニホールド用キャブアダプター(価格12000円 税別)”を装着すれば好みのキャブに変更可能です。
ショベル時代のケーヒンバタフライがパンやナックルと、じつはかなり相性が良いことはあまり知られていないのですが、当社のアダプターを使用すれば、その事実を必ず体感して頂けると確信いたします。ちなみに同じケーヒンバタフライでもEVO用は加速ポンプの吐出量が多いゆえ、旧車との相性はイマイチなので、その点、皆様ご注意ください。

加えてリンカートキャブレターのマニホールドといえば根本的な設計や経年劣化によってシール性に不安が残るのも正直なところですが、そのウィークポイントを解消する耐作品として有効なのが当社が取り扱うPEEK社製の樹脂製シール(6000円 税別)です。最新のEFIモデルに限らず「二次エアー吸い」がエンジンにとって百害あって一利なしなのは言うまでもないのですが、こうした対策品を細かく用意していることも当社サンダンスのポリシーです。またショベル以前のお客様には取り付けが容易でありながら適切な締め付けが可能となる「ビンテージ“リークレス”マニホールドクランプ」やスペーサーもご用意しておりますので、ご興味のある方はオレンジ色の文字をクリックしてみてください。この他、リンカートのバタフライOHメニューフロートも用意しておりますので、リンカートキャブでお困りの方はお気軽にご相談ください。

1982年の創業以来、当社ではあらゆるハーレーに携わり、そのすべてを修理・改善してきたのですが、40余年の経験で知りつくしているのが旧車の魅力やウィークポイント。ここで紹介したプロダクツはその中のほんの一部なのですが、いうまでもなくすべては「ハーレーの魅力を増幅し、安全で楽しく」走らせるために開発したものです。

たとえば今回、紹介したキャブアダプターも、ことさらに純正にこだわるタイプの方でなく、「旧車で本当に走りを楽しみたい」という方にこそ強くオススメしたいプロダクツとなっています。これまでのサンダンスの経験でいうと(純正パーツの価値的な部分はさておき)リンカートよりショベル用ケーヒンバタフライがベストであると断言いたします。

ハーレーのカスタムといえばルックス的な部分が評価の対象となることが多く、それはそれで否定しませんが、しかし、どこまでいってもバイクはバイク。繰り返しになってしまいますが、やはり「安全で楽しく走れること」が基本です。今回、紹介させていただいた“リンカートマニホールド用キャブアダプター”は正直、かなり地味なパーツなのですが、これからも見た目の派手さよりも皆様が求める「かゆいところに手が届く」ものを提供していく所存です。少しでも気になるという旧車ユーザーの方は、ぜひお問合せください。

 

 

 

ページトップへ