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サンダンス×チョッパー×イケヤフォーミュラーにてクラッチレバー操作を必要としない画期的パーツ、『サイバークラッチ』を開発中です!
現在、当社サンダンスとCOOLSの佐藤秀光氏のショップであるチョッパー、そして栃木県にあるイケヤフォーミュラーにて、必ずや業界のニュースになるであろうエポックメイキングなパーツを開発中ですので、まずはここでお知らせさせていただきます。
それがいかなるパーツかをまずはお伝えさせていただきますと、クラッチ操作を必要としないハーレー用ノークラッチキット。こう文章にしてしまうと「???」と思ってしまう方もいるかもしれませんが、「レバーを握る」「つなぐ」という一連の操作を必要としないキットなのです。
以前、当ブログで、あの伝説のGPライダーであるケニー・ロバーツ氏の来社とイケヤフォーミュラーのシームレスミッションについて紹介させていただきましたが、今回の『サイバークラッチ』はソレとはまた違う機構を持ったもの。その構造を簡単に説明させていただきますと上の写真にあるとおりミッションのセンサーがシフトの動きを感知し、コンピューターでスムースな繋がりがプログラミングされたアクチュエーターがクラッチを作動させ、クラッチレバーの操作を必要とせず、シフトが可能となるというもの。あえてたとえると自動遠心クラッチによってレバー操作を必要としないスーパーカブのような操作性(機構はまったく違いますが)となっています。
かねてからチョッパーの佐藤秀光氏が事故などで身体に障害が残ってしまった方でも再び運転できるようなトライクを製作し、多くの人が再びバイク(トライク)を楽しめるよう尽力しているのですが、今回の『サイバークラッチ』はまさにそんな車両にうってつけ。「クラッチ操作を必要としない」ゆえ、左手が欠損してしまった方や握力がなくなってしまった方に対して、かなり有効なパーツになっています。さらにこのパーツをハンドシフトに転用すれば足に障害を持つ方も再びバイクに乗れるでしょうし、クラッチ操作に不安が残る女性やビギナーの方にもオススメです。
現在、ホンダのレブル1100のDCTやトライアンフのクイックシフターのようにクラッチ操作を必要としない車両が市場で見られますが、この『サイバークラッチ』はハーレーに後付け可能という部分が大きく異なる点。なるべくコストを抑えて当社サンダンスとチョッパーからリリースされる予定です。
目下、当社の試乗車に装着してテスト中ですので、皆様、しばし続報をお待ちください。