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サンダンスの技術を一冊にまとめた『ハーレーダビッドソンダイナミクス』が2023年4月13日に発売です!

1982年に創業して以来、「安全で楽しく」「耐久性が高く」「飽きないフィーリング」の「ハーレーらしいハーレー」のカスタムやレストレーションに尽力してきた当社、サンダンスですが、代表であるZAK柴崎の技術をまとめた集大成的な1冊、『ハーレー・ダビッドソン ダイナミクス』(発行所 株式会社マガジン・マガジン 発売所 ジュネット株式会社 定価3960円)が2023年4月13日に発売されるはこびとなりました。

2003年に『ハードコアチョッパー』誌の創刊号から50号まで当社のZAK柴崎によって連載された『T-SPEC』と、それを一冊にまとめ、即完売となった『ハーレー・ダビッドソン バイブル』(株式会社ネコパブリッシング刊行)、そして2011年から『チョッパージャーナル』誌での連載された『T‐SPECラボ』や、その他の特集系記事を1冊に集約した『ハーレー・ダビッドソン ダイナミクス』ですが、そのページ数はなんと総388ページ。お手にとっていただければお分かりになると思いますが、ズシリと重い読み応えのある1冊に仕上がっていると思います。

ちなみにその重量を測ってみたところ、上のとおり888.8gという8並びの末広がりというオメデタイ数字に! まぁ、そんな冗談はさておき、388ページの分厚さは読み応え十分です。数値にすると約2.1㎝の厚みなのですが、他の雑誌と並べてみてもご覧のとおり。当社サンダンスで製作した“フランケンモーター”が表紙の『世田谷ベース』(株式会社ネコパブリッシング刊)もかなりのボリュームで当社サンダンスを紹介していただいているのですが(おかげさまでこの号は完売とのことです)、ひと目で“ハーレー・ダビッドソン ダイナミクス”の厚みがお分かりになると思います。

内容は前述したとおり、当社のZAK柴崎の技術を一冊にまとめた集大成的な一冊なのですが、『ハードコアチョッパー』時代から一貫してZAK自身はノーギャラで原稿を執筆。お金よりも自分の技術を少しでも多くの人に伝え、それによってハーレーの業界が少しでも良い方向に行けば、と語ります。

そのZAK柴崎自身の、今回の出版に際しての言葉は以下のとおりです。

「みなさん、お待たせしました。“ハーレー・ダビッドソン ダイナミクス‘が4月13日から、いよいよリリースされました。2013年、10年前に“ハーレー・ダビッドソン バイブル”をネコパブリッシングから発行したのですが、これは伝説的な一冊と評価され、一時は定価の20倍近くのプレミア価格で取引されているようです。今でも8~10倍で売られているのですが、今回の“ダイナミクス”では、その内容を今の時代に合わせて加筆・修正し、新たな内容も追加。2倍ほど充実した内容になったのではないかなと思います」。

「今回の一冊ではひとえにハーレー業界のみならず、メカニック業界に自分の経験を残したいと思っています。生涯にわたってひとつのエンジンにこだわり、それを追求し続けた結果、ハーレー業界のみならず、F-1業界やクルマ・バイク全般のチューニング業界、メーカーの開発者にいたるまで、わずかながら影響を与えてきた自負があるのですが、この一冊は私にとって、ある意味、遺作と呼べるものです。そう素直に思えるほど、この先にこれ以上の内容のものは出来ないとも思っています。こうした工学書を発行することはまさに私自身の最終的な目標であり、希望や夢を具現化したといえる一冊なのです。私自身、この業界での“成功とは何か?”ということを考えることがあるのですが、それは名声を得ることでも、お金が儲かるということでもありません。自分が若かりし頃にイチ・ユーザーとしてハーレーを手に入れた時、まず『自分が納得できる修理をしてくれる人たちがいない』という壁に当たりました。お金を積んでも“正しい修理”が受けられないことが現実として立ちはだかりました。これは医療の現場でも同じかもしれませんが、“正しい施術”を受けられないことに憤りを感じていたとでもいえばいいでしょうか。そうではなく“誰でも同じような正しい修理を、誰でも同じような金額で受けれること”を願い、創業に至ったのがサンダンスなのです。1982年に東京の高輪でショップを設立してから、時には私のやることが理解されないこともありましたが、しかし、結果として今の時代ではプロもアマチュアも含めて多くの人が私のやってきたことを理解してくれるようになったのではないでしょうか。今回、本書によって、これまで私が培ってきたノウハウを広く伝えたいと思った理由は、ユーザーの皆さんが知識を持てば技術力のないショップの「ハーレーはこんなもの」という言葉がこの先は通用しなくなるでしょうし、逆にショップサイドから見ればクレーマー的なお客さんを未然に防ぎ救うことも出来ます。たとえばキャブがカブったことで起こるスカッフィングについてや過剰な高圧縮化によって起こるプレイグニッションなど過去にサンダンスに持ち込まれたエンジントラブルや修理の記録など、様々なデータが本書には記してあります。正しいことを正しく伝えたいと思い、執筆したのが本書、“ハーレー・ダビッドソン ダイナミクス”なのです」。

「おかげさまで今ではF-1関連のエンジニアやメーカー系エンジニアにも私の技術が支持されています。実際に今回の“ハーレー・ダビッドソン ダイナミクス”は無限HONDA、エムテック・オーナーの本田博俊さんがあとがきを書いてくださったのですが、ありがたく思うのと同時に、40年以上にわたって空冷OHV45度Vツインのエンジンにこだわってきたサンダンスの活動を認めてくださったのではないかな、とも感じています。自分で言うのも何ですが今回の“ハーレー・ダビッドソン ダイナミクス”はハーレー業界のみならず、様々なジャンルのプロが読んでも興味深い内容となったのではないかという自負もあります。もちろん、この一冊を出版するに至ったのは私自身の技術自慢や知識のひけらかし的なものではなく、少しでも多くの人に“正しい知識”を伝え、プロの皆さんもユーザーの皆さんにも役立てていただきたいと願ったからです。皆様、ぜひお手にとって“ハーレー・ダビッドソン ダイナミクス”を読んでみてください」。

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現在、発売中の“ハーレー・ダビッドソン ダイナミクス”は全国書店およびネット通販、当社サンダンスの店頭でもお求めいただけます。また発行所の株式会社マガジンマガジン様のサイトにはAmazonへのリンクと立ち読みページも掲載されておりますので、皆様、ぜひオレンジ色の社名をクリックし、リンク先をご覧の上、お求めくださると幸いです。

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