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『バイクのニュース』に当社サンダンスの最新作、『DETROIT FRANKENSTEIN』が掲載されました

すでに各媒体で発表され、話題を呼んでいる当社サンダンスの最新作にして所ジョージさんの愛車である『DETROIT FRANKENSTEIN』が2024年6月27日(木)配信の『バイクのニュース』に掲載されました。

これまで様々な媒体で紹介されたこのマシンですが、『バイクのニュース』では当社代表のZAK柴崎と所さんの45年以上に渡る付き合いに焦点を当てた記事展開となっており、他とは一味違う切り口。Yahoo!ニュースやスマートニュースとも連動する媒体ゆえ、あくまでもバイクマニアだけでなく、一般の人にも分かりやすいように記事が展開されています。

とはいえ、当ブログ閲覧者の皆さんの中ではサンダンスが好きなマニアックな方も多いと思いますので、少し補足的な説明をさせていただきますとエンジンはフロントにスーパーパン、リアにスーパーナックルのヘッドが装着されているのですが、パンのロッカー比は1.57:1なのに対してショベルは1.425:1(リアはロッカーカバーをサンダンスオリジナルのナックル・ルックとしていますが、じつはショベルなのです)。こうしてそもそも異なるロッカーアーム比である前後ヘッドを治具を使い、ロッカーアームを統一化させて他のパーツを再設計し、エンジンのパフォーマンスと安全性、耐久性もキッチリと高められており、さらにはタペットも油圧式を用いています。前後のリフターブロック形状の違いをご覧になればお分かりのとおり、実はこうしたエンジンを構築させる作業は、思った以上に簡単なことではありません。

またS&S製フライホイールを改造してTC用コンロッドと強度の高いクランクピンを装着。いわゆる当社サンダンスが得意とするアキュレシオ・クランク化することでコンロッド長を適切な連稈比とし、ピストンのシリンダー内壁にかかるサイドフォースを低減。そのシリンダー内壁には特殊合金を溶射したT-SPECコートを施し、フリクションも低減されています(アーマープレーティングの約1/3)。このように奇抜な形状のエンジンでありながら、まったく異音もなく、エンジンのフィーリングはかなりパワフル&トルクフルです。もちろんハーレーらしい鼓動感は当社サンダンスらしいテイストとなっています。

また車体にしてもこのマシンはフレームの前方がソフテイル、リアセクションは当社のスーパー “リアル” ナックルのアクティブリジッドとなっており、サスがしっかりと可動。フロントのリーフスプリングも思った以上にサスとしての機能を果たすものとなっています。

ちなみにこの『フランケンシュタイン』の構想は1994年の当社の広告でも既に発表済みなのですが、当時も今も単にカタチを造り出すのではなく、あくまでもしっかりと機能を追求するのもサンダンスの変わらぬ流儀です。あえていえばエンジンの内部やサスペンションの動きなどもデザインし、クリエイトしているとでもいいましょうか。今回の『バイクのニュース』掲載で一般の方に少しでもそんな理念が伝われば幸いです。

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