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XLCR? いいえ、どちらもサンダンスです!

1977~1979年に生産され、一部マニアの間でカルト的な人気を誇るハーレーの『XLCR』。ハーレー初のカフェレーサーという部分や創業者の孫であり、デザイナーのウイリー・G・ダビッドソンが直接、開発を手掛けたという逸話などから、今もなお高い人気となっているこのモデルですが、じつは商業的にも性能的にも明らかな失敗作。曲がらない運動性能や止まらないブレーキ、パワーのないエンジン、なによりアイアンスポーツならではの故障の多さなどから、よほどのマニアが覚悟して乗らなければならない車両であると言わざるを得ないのが現状です。

もちろん、当社サンダンスでは、そんなXLCRもトラックテック・35Φトリプルヨークや前後サス、ホイールなどを『TRAK TEK』に変更し、エンジンのヘッドやシリンダーに再生向上法を施せば、マトモどころか極上の走りとなることは実際に当社サンダンスでアイアンスポーツを修理したお客様なら、お分かりいただけると思いますが、それよりも手っ取り早い近道が、手前ミソですが当社のコンプリートマシンを製作してしまうコトであるのは間違いありません。

上にある車両がまさにソレであり、右がスーパーXRCRで左が新作のロボヘッドXLCRなのですが、どちらも当社サンダンスが絶対の自信を持つマシン。一度でも乗っていただければ、どなたでも納得していただけると思います。

まず右のマシンはご存じのスーパーXR。1993年にアメリカのデイトナビーチで当社のZAK柴崎が日本からパーツを持ち込み、現地で試作第一号を自らの手で製作し、94年に日本で発表。95年から市販としてリリースされた当社サンダンスの代表作のひとつですが、ボア89.4㎜でストローク96.7㎜の1214ccで軸出力120ps/5200~7000rpm、最大トルク13㎏₋m/4800rpmというスペックを誇り、3速まで簡単にフロントがリフトするのですが、こちらもただ闇雲にパワーとトルクを求めたものではなく、常用回転域から鼓動感を感じるエンジンフィールは扱いやすく、燃費もリッター20㎞以上を実現。高い耐久性と安心感を両立するものとなっています。その点もオーナーになったお客様や当社にあるスーパーXR1200₋5を試乗したことがある方なら、ご理解いただけると思います。

ちなみにこの“XLCR”レプリカを製作する際に開発された当社の『サンダンス‐エンケイ・TRAKTEK 7スポークアルミキャストホイール』は70年代のレースシーンや純正オプションで採用された7スポークを再現しつつ強度と軽量化(H₋D純正13スポークと比較して25%ほど)を両立。多くの皆様から大好評をいただいております。

もちろん外装パーツも当社サンダンス製となっており、カウル&シートカウルはモノコック構造となっており、カーボン製とFRP製の2種類を用意。タンクも軽量なアルミ製となっており、ノーマルからアップデートされたものとなっています。

さらに今回は新作としてロボヘッドを搭載したXLCRレプリカを製作させていただいたのですが、コチラはエンジンのVバンク間に向い合せで左右に独立した2連装インテークが備えられており、純正と同じカムレイアウトで高効率のストレートポート・ヘッドを実現。スーパーXRより30%ほど安価で低速域から高速域まで澱みなく回る高トルク&ハイパワーを獲得するに至っています。もちろん、ボア90㎜、ストローク96.7㎜の1230ccエンジンは異音も皆無で信頼性もバツグンです。

もちろん、スーパーXRCRもロボヘッドXLCRもソリッドマウント・スポーツスターのフレームにトラックテック・トリプルヨークトラックテック・マルチレートフォークスプリングサンダンス/KYBトラックテック ネオロードホールダーリアショック プレミアムシリーズという当社定番のセットアップなので足回りもバッチリ。国産ネイキッド以上のハンドリング、コーナリング性能、路面追従性を発揮します。

ちなみにこの2台。スーパーXRCRは北海道、ロボヘッドXLCRは福島に納車されたのですが、このように遠方のお客様が東京のサンダンスにアシを運んでいただき、カスタムをオーダーしてくださるのは喜ばしい限り。これまでの実績を考えてもXRCRもロボヘッドXLCRも大きなトラブルはないと思いますが、もちろん、遠方のお客様にも可能な限りケアさせていただくのが当社のポリシーとなっています。

また、こうして改めて見ると、どちらも見事にXLCRの姿を再現しつつ、異なる乗り味となっており、お客様から「スーパーXRとロボヘッド、どちらがイイんですか?」という質問もしばしばいただくのですが、あえて分かりやすいたとえをすると「サバの味噌煮」と「サバの塩焼き」を比べるようなもの。あるいは「焼肉」と「すき焼き」、「とんかつ」と「ポークソテー」とでもいえば良いでしょうか? 素材が同じでも調理方法の違いで、どちらにもそれぞれの良さがありますし、選択は好み次第のような気がします。もちろん、それは当社のマシンにしても然り。スポーツスターを素材にして創られたスーパーXRもロボヘッドも調理方法に違いがあれども、いずれにしても当社サンダンスが絶対の自信を持つオススメのメニューです。

現在はありがたいことにフルカスタムのご依頼が多すぎる為、当社サンダンスでは一旦、オーダーをストップさせていただいているのですが、皆様、しばしお待ちください。スタッフ一同、次のカスタムも鋭意製作中です。

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