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Made in Japanの高品質を誇る当社パーツのリピーターが世界中で増加中です!

マルチレートフォークスプリング』を皮切りに2008年からスタートしたオリジナルの足回りブランド、『トラックテック』から多くのオリジナルパーツを日本国内生産に切り替えてきた当社サンダンスですが、現在は多くのリピーターのお客様も海外に存在し、それぞれ喜びの声を頂いています。

皆様、知ってのとおり現在は1ドルが158円を超え、歴史的な円安が加速していると連日のニュースでも伝えられていますが、海外のお客様から見れば当社の製品は今、かなりリーズナブルに感じるとのこと。もちろん、最初は「安いから」という理由で購入された方もいると思いますが、品質と性能はやはりMade in Japan。「こんなに良いんだ」という声を頂いていると同時に多くのショップの皆さんがリピーターとなっています。その中でも特に『トラックテック サンダンス/エンケイ 7スポークキャストホイール』の人気は高く、年末に開催されているYOKOHAMA HOTROD CUSTOM SHOWの際には来日した各国のビルダーが当社サンダンスまでわざわざアシを運び、毎年のように買いに来るほど。今になって改めて思うのが、ようやく当社サンダンスの製品が直接的なカタチで世界で認められるようになったような気がします。

もちろん、『円高の時代』は当社製品を日本国内生産を中心に切り替えることは、不利な状況になるということを当社サンダンスとしても承知していました。しかし、それでもMade in Japanに拘ったのは当社代表のZAK柴崎が抱く「日本の産業と、それに携わる職人さんたちを守りたい」という想いがあります。

かつて我が国、日本は第二次大戦後の復興期に「ものつくり」に邁進し、それを輸出してきたことで発展しきたという過去があります。

当時といえば工業製品の世界でも熟練の職人さんたちがいて、その先人たちが様々なものを生み出し、日本という国の発展を支えてきたのですが、現在では我が国の生産拠点の多くが海外に移ってしまってます。日本のお店も消費者も「より安いもの」を求めた結果、生産拠点が海外になり、日本の職人さんの仕事がどんどん失われて、安い賃金となり、職人さんたちも高齢となり、どんどんいなくなってきているのが我が国の現状です。

当社代表のZAK柴崎は、そんな状況を危惧してオリジナル商品を国内生産に切り替えていったのですが、逆に今の時代はそれが功を奏していると思えます。

連日のニュースで報道されているとおり、現在は円安が進み、日本にとって輸入商品でのビジネスが不利な状況となっているのですが、しかし、それとて何も悪いことばかりではありません。

もちろん、輸入外国車であるハーレーの場合、新車販売価格は値上がりするでしょうし、パーツの価格も高騰しています。ここ数年でハーレーが身近なものになってきたのは間違いなく『円高』が起因となっています。

たしかにバブル期だった1980年代後半から90年代にかけては1ドルが100円を切り、ハーレーの新車のスポーツスター883が88万3000円で売られていたという時代もありました。ビッグツインにしても新車価格が160万円前後だったように思います。

そうした恩恵を受けて、今のハーレーシーンの盛り上がりがあるのですが、たとえこの先、1ドル=200円という時代に突入しても「むしろ、それくらいの為替相場の方が日本にとっても、ハーレーの業界にとっても良いような気がする」と当社代表のZAK柴崎は語ります。

これは日本が生産拠点であることが前提の話なのですが、前述したとおり、我が国は戦後に多くの工業製品を生み出し、それを輸出することで発展してきたという過去があります。ゆえに今の時代こそ、そうした原点に立ち返るべきなのではないでしょうか。

当社サンダンスがオリジナルパーツを日本生産に切り替えた時代は、まだ円高だったゆえ、利益という部分では不利な状況だったかもしれませんが、それよりも求めたのは日本製品の高い品質です。日本の職人が、日本の技術によって、日本人ならではの繊細さで生み出すパーツは、やはり世界に誇るべきものと自負しています。

また製品のクオリティーをコントロールするという部分でも日本国内でのパーツ生産の方に多くの利点が存在します。

たとえば当社サンダンスでは以前、ショックアブソーバーなどは海外メーカーで生産していたのですが、突然、オーバーホール用のオイルシールが生産中止になったり、それに伴ってパーツそのものの「買い替え」を求められたりといった問題が生じたのも正直なところです。現在もピストンやコンロッドなど海外メーカーが得意とし、素材が品質を左右するものは当社が設計し、生産を依頼した輸入品としていますが、複合的なパーツで構成された工業製品は、やはり日本の技術がベストであると考えます。

そうした状況から「より良いものを安定してユーザーの皆様にお届けする」という考えに至り、現在のように国内生産パーツに切り替えていったのですが、逆に今の時代は海外のお客様たちも当社サンダンスのパーツが求めやすくなったように思います。

また経済的に見ても、我が国は「円安」の方が有利に働く側面があります。前述したとおり、日本はそもそも高品質の工業製品を輸出し、発展してきたのですが、やはり日本は、「やや円安傾向の状況」で「技術」を活かした輸出で勝負するのが正しい道のような気がします。

もちろん急激な「円安」や「円高」は経済のこと考えると良くないのかもしれませんが、そもそもハーレーというバイクのステイタス性を考えると、1ドル200円くらいの為替の方が妥当なようにも思います。

当社サンダンスが創業した1982年といえば業界の多くの店では1ドル=600円計算でパーツを流通させ、当社でも450円計算としていたのですが、その時代の感覚でいえば今の時代でも多くのものが「安くなった」と感じるのが正直なところです。古くからのお客様の言葉を聞いても、皆さん同じような感覚をお持ちのようです。

今の時代はハーレーのパーツがヘタしたら国産車より安く流通されていたりもしますが、逆にソレが異常事態のような気もします。誤解を恐れずに言えば、ある程度のステイタスがあり、決して粗雑に扱われるべきものではないのが、本来の高級外車たるハーレーの姿ではないでしょうか。そうした部分のバランスを考えると、この先に訪れる時代も何も悲観するばかりではないようにも思います。

また現在は国内はもちろん、海外のお客様たちからも当社のオリジナルパーツが多く求められていますが、その海外展開を見据えて設立した「サンダンス・インタナショナル」を、この度、本社のサンダンスエンタープライズに吸収する運びとなりましたことをここにご報告させていただきます。より多くの海外のお客様から当社のオリジナルパーツが求められている今、やはり代表のZAK柴崎の目の届く範囲での事業展開の必要性を感じたのが、その理由です。今回の措置で逆に海外でも多くの皆様に当社サンダンスのオリジナルパーツをお届けできると思います。

今のような時代だからこそ、日本のみならず世界のハーレーユーザーにもサンダンスのパーツをお届けし、「安全で楽しいハーレーライフ」を多くの人々にご提供していきたい所存です。

 

 

 

 

 

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