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サイドバルブ・クランクバランス取りには必ずこの治具が必要です!

カスタムバイクやオリジナルパーツはもちろん、リバースエンジニアリングを駆使したオリジナル・エンジンであるスーパーXRやスーパーXR-BT、そしてアルミヘッドのスーパー“リアル”ナックルなど1982年の創業以来、様々なものを「創り」「生み出してきた」当社サンダンスですが、エンジンやミッションのオーバーホール作業に必要な『治具』もまた然りです。

過去に当社代表のZAK柴崎の工学理論をひとつにまとめた書籍、『ハーレーダビッドソン・ダイナミクス』のP252においても『Zak’s Specialized T-spec Tools』として『不可能と思われる修理や難題を克服するため』に自作された様々な治具を紹介いたしましたが、サイドバルブのクランクバランスも同様。必ず特殊な治具のバランスシャフトが必要となります。

スタティックバランス法によるクランクのバランス取りを行う際、ショベル以前のビッグツインでは上写真の上段にあるS&S製のバランスシャフトを使用しているというショップの方も多いと思いますが、残念ながらWL用はありません。もちろん、これまでも「正しいエンジンオーバーホール」を実践すべく様々な治具を製作していた当社サンダンスですが、このサイドバルブ用のバランスシャフトも然り。上写真の中段にあるのが、まさにソレなのですが、これまでの「ないものは創り、生み出す」というスタンス同様、サイドバルブのピニオンシャフト穴形状に合わせた専用パーツを用意しております。

2段上の写真にあるS&S製とサンダンス製のバランスシャフトのテーパー角を見比べていただければお分かりになると思いますが、じつはビッグツインモデルとWL系サイドバルブでは、このピニオンシャフトの穴のテーパーの角度が異なるものとなっています。

ちなみにS&S製のバランスシャフトは取り付けてもピニオン穴との角度が違うゆえ、上の写真のように隙間があいた状態となってしまいます。これでは作業前にバランス台をオイルストーンでフラットに磨ぎ、その上で治具の転がり抵抗をなくし、繊細な作業が要求されるスタティックバランスを正しく取ることが出来ないのは明白です。

対してサンダンス製はというと、この作業のために特注で製作したスペシャルツールゆえ、このようにピッタリ。しかもバランスシャフト自体に焼き入れをしなおし、正確に研磨した上でDLCコーティング(ダイヤモンド・ライク・カーボン・コーティング)を施すことで圧倒的な低摩耗係数を実現。バランス台の転がり抵抗をなくすことが理想のスタティックバランスにおいて絶大な効果を発揮します。

普段、当社サンダンスといえば、どちらかといえば高年式のエンジンを多く取り扱うイメージをお持ちの方も多いと思いますが、過去の実績からもご存じのとおり、旧車でもスペシャリストである自負があります。でなければアルミ鋳物の型をイチから起こした『スーパー“リアル”ナックル』や『スーパーXR』のようなオリジナル・エンジンを生み出せようハズもありません。

たとえば他のショップさんで、社外のスペシャルツールでバランスシャフトが存在しないWL系サイドバルブエンジンのクランクバランス取りやオーバーホールを、どのようにしているのかは知るよしもありませんが、当社サンダンスのようなスペシャルツールを有していなければ正しい作業は不可能なのではないか、とも正直思います。

ミルウォーキーエイトやTC、EVOにショベル、パンやナックルはもちろん、サイドバルブなどの旧車に至るまで当社サンダンスではこれからも完璧な修理、エンジンチューニングを行うよう邁進していく所存です。

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