ブログ
日本から消えつつある職人の技術と魂について
1982年の創業以来、サンダンスは「乗り手の安全と走る歓び」だけを追求し、走り続けてきました。
現在、私たちが開発・生産してきたオリジナルパーツの数は260点を超えます。その一つひとつは決して見た目の華やかさだけを狙ったものではなく、徹底して質実剛健であり、実用性に優れたものであると自負しています。
なぜなら、私たちのプロダクトの中心には、常に「お客様(ユーザー)の安全性」という絶対的なテーマがあるからです。
しかし、そのパーツ群にしても未来永劫、継続して生産されるわけではありません。なせなら我が国、日本では現状、職人さんたちの高齢化が進み、後継者も不足し、という問題が横たわっています。さらに現在の世界情勢を鑑みてみても原材料費の高騰など問題が山積しています。
つまり当社サンダンスのパーツとしても、どのパーツもいつ生産できなくなるかが分かりません。いささか乱暴な言い方になるかもしれませんが、今後は当社サンダンスパーツの全てを限定生産品と考えていただきたいのです。
たとえば当社サンダンスのパーツにしても多くの職人さんが生産に関わっています。人気のソフテイル用ミッドコントロールにしてもアルミを削るマシニストやスプラインを削る加工屋さん、鉄板を曲げる板金屋さんなど様々な職人さんが携わっています。
その職人の皆さんは当社代表のZAK柴崎の設計理念や、ユーザーの皆さんに安全なプロダクツを提供したいという信念に共感、共鳴した方々ばかりです。良いものを出来るだけリーズナブルに提供したい、という当社サンダンスのポリシーに賛同した方ばかりなのですが、これまでも、それを果たしてこれたのではないかという自負も我々にはあります。
そう、サンダンスのパーツは、単に工場で機械的に大量生産されているものではありません。一つのパーツが完成するまでには、金属加工、熱処理、表面処理など、驚くほど多くの日本の優れた職人さんたちが関わっているのです。こうして妥協のない「安全」と「クオリティ」を実現できるのは、これら熟練の職人さんたちの高い技術があってこそです。しかし、我々サンダンスは今、ここ日本という国に対して非常に大きな危機感を抱いています。
現在、多くのメーカーの生産拠点が海外へ移転したことで、日本国内での技術継承の機会が失われました。その結果、現在日本国内では職人の高齢化と後継者不足が急速に進んでいます。
日本が誇る素晴らしい技術を持った職人さんが、一人、また一人と現場を去っているのが現状です。
このような背景から、「サンダンスのパーツも、この先ずっと同じように作り続けられるわけではない」という現実があります。
「いつまでも手に入るもの」ではないということ 一つのパーツを造るための職人さんや環境が失われつつある今、サンダンスのプロダクトはある意味で「すべてが限定商品」になりつつあります。
価格改定(値上げ)について 昨今の原材料費の高騰に加え、貴重な国内技術を維持していくため、誠に心苦しい限りですが、今後は商品の値上げを検討せざるを得ない状況にあります。
サンダンスのプロダクトは、日本の職人技術の結晶であり、私たちが乗り手の安全を想う情熱そのものです。
「いつまでもあると思うな」と言うと大げさかもしれませんが、今の日本の製造業が抱えるリアルな問題として、皆様にもご理解いただければ幸いです。
これからも作れる限り、妥協のない「本物」をお届けしてまいります。気になるパーツがございましたら、ぜひお早めにご相談・ご検討ください。





