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トライクのカスタムにもサンダンスの流儀が息づいてます!

毎回、新製品の紹介や掲載メディア情報、テクニカルレクチャーなどを展開している当ブログですが、今回は少し趣向を変えてお客様のカスタム車両をご紹介。当社サンダンスといえば代表的カスタムの“コブラスタイル”や、フラッグシップモデルである“Trans-Am”、そして旧き時代の車両を現代の技術で再現したレトロモッド(旧車レプリカ)やエンジンそのものをイチから設計し、製作した“スーパーXR”や“スーパーXR-BT”、スーパー“リアル”ナックルやロボヘッドといったリバースエンジニアリングなど様々なカスタムを生み出してきましたが、どれもに共通しているのが『安全に楽しく走れて飽きないハーレー』を提供するということ。もちろん、今回紹介させていただくトライクにしても然りです。

ちなみに車両オーナーであるお客様は小暮太郎さんは、その道では有名な脳外科医で『晴耕雨医の村から(PARADE BOOKS)』など著書も多数。当社サンダンスとは30年以上のお付き合いとなります。

もともと30年以上前に他店で購入したトライクのノッキングが収まらず、それを修理するため当社サンダンスを訪れた小暮先生ですが、その後、8年ほど前にはエンジンをスーパーXR-TC化。現在はツインキャブの1925㏄仕様となっているのですが、圧縮比は7.8:1と適切な数値に修正されているゆえ、当然、夏場でもオーバーヒート知らず。サイドカーやトライクなど重量のある車両だと過剰圧縮比の純正エンジンでは必ずプレイグニッションが原因となるノッキングが起こり、エンジンのクランクに大ダメージが発生しますが、繰り返しを承知でいえば当社サンダンスで施工したエンジンは、そうした部分を修正した上、吸排気の効率を向上させた上で各摺動部もフリクションの低減も徹底。耐久性と安定感を感じながら、超強力なパワーと鼓動感溢れるトルクを味わえるものになっていると自負するものとなっています。

また車体も直進安定性を増すためにネック角を修正した上で高強度のフォークに交換し、リアセクションも補強。東京と埼玉県深谷市の診療所を頻繁に行き来する小暮先生の乗り方、使い方を考慮し、高速走行でも快適な仕様を与えています。

正直に言ってしまえば当社サンダンスに持ち込まれる以前は過剰にオーバーヒートするエンジンや破損してしまった足回りなど、ヒドい状況の車両だったのですが、それを正しく治療し、完治させるのも我々サンダンスの仕事です。当社の作業スペースの関係上、サイドカーやトライクを大歓迎するというワケではありませんが、エンジンのノッキングやオーバーヒートなどでお困りの方の相談はもちろん、修理も随時承っております。プロショップ様などを通してお気軽に声をかけてくださると幸いです。

脳外科の第一人者として活躍し、多くの方の治療に対峙する小暮太郎先生に対して当社代表のZAK柴崎もひとつのシンパシーを感じるとのことですが、サンダンスもハーレーでお困りの方にとって名医のような存在でありたいと常に考えています。もちろんこの先も襟を正し、多くのハーレーの『治療』に邁進していく所存です。

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