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走行距離40万kmオーバーでノントラブルのお客様を紹介します

ハーレーのカスタムといえば“スタイルの変更”が語られることが多いのですが、やはり“乗り物”である以上、「走って楽しむ」のが本道というもの。もちろん、スタイルを変更し、愛車をクールにすることは否定すべきではありませんし、それはそれでユーザーの皆様にとって楽しいのですが、我々サンダンスがオススメしたいのは何より“走りのテイストアップ”と“高い耐久性を誇るエンジン”の安心感です。
今回のブログでは、そうした当社のポリシーを体現するお客様をご紹介させて頂きたいのですが、写真の滝上和則さんは新車でヘリテイジ・ソフテイルを購入し、現在の走行距離は目下40万kmとのこと。スタイルこそノーマル然とした車両ですが、エンジンはサンダンスにてチューニングが施されています。

ちなみに滝上さん、愛車を新車で購入後に「ショベルのようなドコドコ感を目指して」当社でサンダンス/ワイセコピストンを組み込んだ上で “Big-Mo”フライホイール・マスブーストでクランクをヘビーウェイト化。10万kmを機に1800ccにボアアップして今に至っています。

こちらが当社の“1800ccビッグボア適正圧縮ピストン”なのですが商品名にあるとおり、圧縮比は8.5:1。近年、日本ではガソリンオクタン価が低下しているのですが、それに適合するよう圧縮比を設定。過去に当ブログでもパワー&トルクUPは、あくまでも「ガソリンが適切に燃焼する圧縮比の適正化」が要であり、いたずらな高圧縮化はアメリカよりガソリンオクタン価が低い日本においては、ノッキングなどによりエンジンに大ダメージを与えるデメリットしかないことを何度も書かせて頂いていますが、今回の滝上さんも40万kmという距離の中で、当社のチューニングメニューの効果を誰よりも体感してくださっていると思います。

また当社の推奨するサービスのひとつである“ヘビーウェイト・クランクによるトルク増大”も“ハーレーらしい鼓動感”を与えるには必須の作業。実際に経験されたお客様たちからも「ハーレーらしいトルクが増大した」や「アタマの中で思い描いていたハーレーらしいエンジンフィーリングになった」といったように各方面から絶賛を頂いているのですが、今回の滝上さんも「ハーレーらしいドコドコ感が強烈にありながら、ショベルにはないエンジンの耐久性と安心感がある」とのこと。さらにいえばTCエンジンのカウンターバランサーも取り外し、当社の “ZAK” 柴﨑の手によってこのマシンはクランクをリバランスしてあるのですが、40万kmノントラブルで走った滝上さんの感想は「まるで国産車のような安心感がありながら、本来のハーレーらしい面白さがある」というもの。このように嬉しいお言葉を頂きました。

たとえばEVOやTC、そして現行のM8などを指して「ハーレーらしさがなくなった」という意見をしばしば耳にすることもありますが、しかし、当社の考えはそうではありません。多くの方が求める「ハーレーらしさ」はショベルのようなトルク感と鼓動感、3拍子(変則4拍子)のアイドリングが起因となっていることは言うまでもありませんが、フライホイールのマス重量を増大し、点火システムを換え、圧縮比を適正化すればEVO以降のモデルでも皆様が思い描く「ハーレーらしさ」を与えることは可能と当社サンダンスでは断言します。

また圧縮比といえば1340ccショベルヘッド純正は7.2:1なのですが、80キュービックインチ初期型の1979年式のみが8.5:1となっています。この変更の理由は1200ccから1340ccに排気量が拡大された1年目にトラブルが頻発したからなのですが、こうしたメーカー側の答えを見ても高圧縮化がイコールで正解であるとは言い切れません。
さらに言えば1340ccショベルヘッドの初期型のエンジンはオーバーヒート気味の個体が多かったのですが、これにしても70年代後半で既にノッキングの兆候が起こっていたと言っていい事例なのではないでしょうか。

そうした問題点から1340cc化の2年目以降、1980年式よりショベルヘッドの圧縮が適正化されたのですが、その“鼓動感”を経験したことがある方なら我々サンダンスが伝えたいことも、きっとご理解頂けると思います。

今回は当社のヘビーウエイトリングと適正圧縮化ボアアップピストンで40万kmをノントラブルで走っているお客様の滝上さんをご紹介させて頂きましたが、EVO以降のアルミシリンダー・ハーレーで“テイストアップ”にご興味のある方は是非、お気軽にご連絡ください。
「百聞は一見に如かず」という諺もありますが、その言葉どおりの体感をサンダンスではお約束いたします。

 

 

 

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