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ハーレーの高圧縮問題! #2

続々と高圧縮の車輌が入ってきます・・・

 

ハイコンプモデルの103cuiの車輌です。

中古で購入されノーマルのままエアクリーナーとマフラーを他社にて交換されていました。

この機種はハイコンプゆえに、このまま乗り続けていると、ノッキングによるクランクのトラブルが発生します!!

クランクまで壊れてなければいいのですが・・・と直ぐにシリンダーまで分解し、クランクを回してみると、やはり想像したとうりコンロッドのベアリングがロックしてしまう箇所がありました・・・

腰下も降ろし分解、クランクをASSYで交換することになりました。

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上の写真の位置でコンロッドが止まってしまいました。

今までノーマルのエアクリーナーやマフラーやカム等によって吸気を制限していたために、実圧縮はさほど高くなっていませんでした。

しかし、それらを交換すると文字通りの 9.8:1 の圧縮比になり、オーバーヒートを発生!

それによるデットネーション(ノッキング状況)によって燃焼室内で早期着火が起き点火時期より早い爆発が起きて回転方向と逆の方向に押し戻される力が働きクランクピンやコンロッドベアリングを変形させ楕円にしてしまい、このようにロックしてしまいました。

この車輌は走行距離は、わずか 7500 km でした。

高圧縮の車輌の方、一刻も早く改善してください!

 

 

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